筑波大学微分幾何学火曜セミナー
平成17年度 講演一覧


2005年度1学期 (4〜6月)

 4月26日 (火) 田崎 博之 (筑波大学大学院数理物質科学研究科)
回転群の対角成分の凸性
 5月10日 (火) 鎌田 博行 (宮城教育大学教育学部)
ヒルツェブルフ曲面上の定スカラー曲率ケーラー計量について
 5月24日 (火) 本多 宣博 (東京工業大学大学院理工学研究科)
Equivariant deformations of LeBrun's self-dual metric with torus action
 6月 7日 (火) 佐野 友二 (北海道大学COE研究員)
balanced計量とcanonical K\"ahler計量について
概要:Tian-ZelditchのBergman関数の漸近展開は、polarized K\"ahler多様体のK\"ahler potential全体の空間がBergman計量のK\"ahler potentialにより(集合として)近似できることを意味している.今回のセミナーの中では、Donaldson/Mabuchiの canonical K\"ahler計量とbalanced計量に関する結果を通して,上の近似がvariational approachの視点からも意味を持つことを説明する.
 6月28日 (火) 井関 裕靖 (東北大学大学院理学研究科)
Hadamard空間への離散群作用に対する固定点定理
概要:Corlette, Mok-Siu-Yeung, Jost-Yau, Gromov-Schoen等により確立された調和写像の離散群の超剛性への応用は, 単体複体からHadamard空間への組合せ調和写像の枠組においても定式化が可能である. その帰結として得られる固定点定理と, その背景・応用について説明したい.
 7月 5日 (火) 橋本 英哉 (名城大学理工学部数学科)
ケーリー代数内の6次元部分多様体のガウス写像について

2005年度2学期 (9〜11月)

 9月13日 (火) 佐藤 弘康 (筑波大学大学院数理物質科学研究科)
Curvature and geodesics on Polyhedral Surfaces
概要:Polyhedral Surfaceとは,有限個または可算個の平らな三角形が張り合わさってできる2次元多様体です.滑らかな多様体の測地線に相当するものとして,2点間の最短距離を実現する最短測地線が考えられますが,K. Polthier 氏はこれとは別の "まっすぐ"にどこまでも伸ばすことのできる測地線を定義しました. このセミナーでは,The Second Summer School on Mathematical and Scientific Visualisation (Maubeuge, France) にて K. Polthier 氏が講演した内容の一部 --- Polyhedral Surfaceの曲率や測地線の性質,Gauss-Bonnetの定理について紹介したいと思います.
10月 4日 (火) 山田 澄生 (東北大学大学院理学研究科)
On deforming hyperbolic Riemann surfaces
10月18日 (火) 松浦 望 (福岡大学理学部応用数学科)
曲面の差分化
10月31日
  〜11月2日
 集中講義:「CR多様体入門」
   講師:宮嶋 公夫 (鹿児島大学理学部・教授)
複素多様体の境界は奇数次元多様体となり,複素多様体から受け継がれた豊かな幾何構造(CR構造という)を持つ.これを一般化した奇数次元CR多様体について入門的講義を行う.
11月 1日 (火) 宮嶋 公夫 (鹿児島大学理学部)
孤立特異点の変形への境界CR構造からのアプローチ
11月15日 (火) 守屋 克洋 (筑波大学大学院数理物質科学研究科)
Inversion for minimal surfaces

2005年度3学期 (12〜2月)

12月13日 (火) 石渡 聡 (筑波大学大学院数理物質科学研究科)
A stability for the gradient estimate of the heat kernel on graphs
12月20日 (火) 酒井 高司 (首都大学東京)
Transferred kinematic formulae in two point homogeneous spaces
 1月10日 (火) 早乙女 飛成 (筑波大学大学院数理物質科学研究科)
強擬凸多様体上の正則ベクトル束に対するSerre双対定理
 1月17日 (火) Christoph Bohle
(Technische Universitat Berlin, Fakultat II: Mathematik und Naturwissenschaften)

Constrained Willmore Surfaces
 1月24日 (火) 中川 知巳 (筑波大学大学院数理物質科学研究科)
体積エントロピー,理想境界の幾何学と非正曲率多様体の対称性
 1月31日 (火) 渡辺 正芳 (東北大学大学院理学研究科)
測度距離空間の局所構造とリッチ曲率
 2月 7日 (火) 河備 浩司 (大阪大学大学院基礎工学研究科)
距離空間上の Littlewood-Paley-Stein 不等式と Riesz 変換
 2月 28日 (火) 田崎 博之 (筑波大学大学院数理物質科学研究科)
弱鏡映部分多様体

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更新日:平成18年5月10日