自己誘導構造の入門用の本が出版できました。
物質は条件が満たされると低温度で秩序立った構造をもつことがあります。このような秩序として、最も古くから知られているのは結晶構造ですが、状況によっては 準結晶という周期を持たないけれど大規模な繰り返し秩序をもつ場合もあります。私の興味はこのような周期と非周期的の境界に生ずる数学です。純粋数学の中でも、このような非周期と周期の境界に生じる現象が観察できることがあり、しばしば驚くべき現象を引き起こします。例として Diophantus 近似論での Markoff-Lagrange スペクトルでも、最近発見された強非周期モノタイルにも、スツルム列と呼ばれる非周期構造が出現します。このような構造を記述するためのキーワードは準周期的構造と自己相似性。とくに私は準周期タイリングの関連分野に強い興味を持っています。図でみると
左:Rauzy Fractal 右:Smith Turtleに現れるスツルム列
のようなものがでてきます。この研究はタイリング、記号力学系、Diophantus 近似、トポロジー、フラクタル、エルゴード理論、計算機科学など広範な数学の分野と関連しています。
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秋山茂樹