解析数論の展望と諸問題解析数論の展望と諸問題

Analytic Number Theory--Expectations for the 21st Century

研究集会

京都大学数理解析研究所の共同研究事業の一つとして、下記のように研究集会を催しますので、ご案内申し上げます。なお、この研究集会は森田康夫氏代表の科研費からも援助を受けております。

研究代表者   若林 功
(成蹊大・工)

研究副代表者  村田玲音
(明治学院大・経)

日時:2000年10月23日 (月)13:25 〜  
10月27日 (金)17:00
場所:京都大学数理解析研究所4階420号室
京都市左京区北白川追分町


プログラム

English Version


10月23日 (月)

13:25〜13:30Opening
13:30〜14:30森田康夫 (東北大・理)
   不定方程式研究の現状紹介
14:40〜15:40Yann Bugeaud (Strasbourg 第一大)
      On the Diophantine equation (xn-1)/(x-1) = yq
16:00〜17:00伊藤俊次 (津田塾大・学芸)
      三次 Pisot 数による β展開と Thurston-秋山 タイリング
17:10〜17:40桂田昌紀 (慶応大・経)
      Hurwitz ゼータ関数の導関数の特殊値


10月24日 (火)

9:30〜10:30松本耕二 (名大・多元数理)
       約数問題と Riemann ゼータ関数の二乗平均値問題についてのサーヴェイ
10:45〜11:45P.D.T.A. Elliott (Colorado 大)
       Probabilistic Number Theory and its Ramifications
13:30〜14:30荒川恒男 (立教大・理)
      SL(2,R) の Selberg 跡公式と低ウェイト尖点形式空間の次元などについて
14:40〜15:30二宮祥一 (東工大・理財工学研究センター)
      金融の現場における一様分布論の応用について
15:50〜16:40見正秀彦 (名大・多元数理)
       量指標を持つ L 関数の Universality theorem
16:50〜17:40田村純一
       或る高次元連分数の p 進値


10月25日 (水)

9:30〜10:30川田浩一 (岩手大・教育)
      二十世紀のワーリング問題とその周辺
10:40〜12:10本橋洋一 (日大・理工)
       素数分布 - 振り返って
13:30〜14:30Peter Bundschuh (Koeln 大)
       Arithmetical properties of functions satisfying linear q-difference equations: a survey
14:40〜15:10田中孝明 (慶応大・理工)
       ある種の空隙的ベキ級数の値の超越性
15:20〜16:10古屋 淳 (名大・多元数理)
       二次体のイデアルの個数関数を含む指数和について
16:20〜17:10竹内良平 (都立大・理)
       二項方程式を満たす原始根の分布について

レセプション 18:00〜 於 京大会館 


10月26日 (木)

9:30〜10:30平田典子 (日大・理工)
      楕円曲線上の対数一次形式についての最近の進展と問題
10:45〜11:45Attila Pethoe (Debrecen 大)
       The first 100 years of algorithmic theory of diophantine equations
13:30〜14:30岡崎龍太郎 (同志社大・工)
       CM-体の類数1問題の進展について
14:40〜15:40Marc Huttner (Lille 第一大)
       On a paper of Hermite and Diophantine approximation of Abelian integrals
16:00〜16:50名越弘文 (慶応大・理工)
       保型 L-関数の族のuniversality theorem
17:00〜17:30鹿野 健 (山形大・教育)
       Positivity of certain trigonometric sums


10月27日 (金)

9:30〜10:30江上繁樹 (富山大・工)
      Dedekind 和の一般化
10:45〜11:45小山信也 (慶応大・理工)
       3次元 Eisenstein 級数の量子エルゴード性
13:30〜14:30秋山茂樹 (新潟大・理)
       数論的アルゴリズムに付随するタイル張り
14:40〜15:10吉元 昌己 (京大・数理研)
       ゼータ関数値のラマヌジャン急収束級数
15:20〜16:00市原由美子 (名大・多元数理)
       指標付き Rankin-Selberg L 関数の係数に関する Riesz 和について
16:10〜16:50知念宏司 (大阪府立大・総合科学),村田玲音 (明治学院大・経)
       a (mod p) の剰余位数の分布について


1999 RIMS Conference
1998 RIMS Conference
1997 RIMS Conference

誤り等を見つけた方はakiyama@math.sc.niigata-u.ac.jp まで是非お知らせ下さい。