今野 北斗
3/20(日)(16:40-17:40)
タイトル
Seiberg-Witten theory and the adjunction inequalities
アブストラクト
Kronheimer-Mrowkaは,4次元多様体のSeiberg-Witten不変量が
消えていないとき,埋め込まれた曲面に対するadjunction不等式が得られること
を証明した.一方,Seiberg-Witten不変量が自明な4次元多様体に対しても,複
数の曲面が埋め込まれており,それらの配位が適当な条件を満たすとき,少なく
ともひとつの曲面に対しadjunction不等式が得られる場合がある.本講演では,
具体的にどのような場合にこの不等式が得られるかを説明する.時間が許せば,
関連することとして,adjunction不等式を破る曲面が2つ埋め込まれているとき,
それらのアイソトピー類の組に対し整数値を返す不変量が定義されることを述べ
る.