各位, 

    以前 1st announcement を流しました, RIMS 共同研究 「L 関数の値分布
と関係する数論的な諸関数の研究」のプログラムが決定致しましたので, お知
らせ致します。
    1st announcement にも書きましたように, これは研究集会ではなく「共
同研究」ですので, 講演と講演の間には十分な間隔をとって, 大いに議論がで
きるように配慮しました。講演時間も一応 50 分と設定しましたが, 実際には
柔軟に運営して, 講演途中で議論に時間をかけたり, 講演時間を大幅に延長し
たり, 予定にない飛び入り講演をしたり, といった自由な雰囲気で進めていき
たいと考えております。興味をお持ちの皆様はぜひ御参加ください。

                   名古屋大学大学院多元数理科学研究科   松本耕二

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日程      2008 年 7 月 1 日 (火) --- 7 月 4 日 (金)

場所      京都大学数理解析研究所 115 号室

プログラム

7 月 1 日 (火)

14:00-14:50  伊原康隆 (京大 PE)  
    L'/L の指標を動かしたときの分布について(I)
15:20-16:10  福山克司 (神戸大)  
    間隙数列 (n_k x) の discrepancy の重複対数の法則についての最近の話
    題 
16:40-17:30  石川秀明 (八戸高専) 
    The higher power moments of the Dirichlet L function related to
    Legendre symbol 

7 月 2 日 (水)

9:30-10:20   松本耕二 (名大)  
    log L の値分布について(I)
10:50-11:40  伊原康隆 (京大 PE) 
    分布の "Plancherel volume" について

14:00-14:50  藤田岳彦 (一橋大) 
    A probabilistic approach to the special values of the Riemann zeta
    function 
15:20-16:10  秋山茂樹 (新潟大) 
    楕円 L 関数の Riemann 予想と数値計算
16:40-17:30  神谷諭一 (明治学院大 非常勤) 
    グレイ符号と sum of digits について

7 月 3 日 (木)

9:30-10:20   松本耕二 (名大)
    log L の値分布について(II)
10:50-11:40  伊原康隆 (京大 PE) 
    L'/L の指標を動かしたときの分布について(II)

14:00-14:50  盛田健彦 (広島大)
    連分数変換の一般化とその力学系ゼータ関数
15:20-16:10  川平友規 (名大)  
    複素力学系理論からみたゼータ関数
16:40-17:30  見正秀彦 (宇部高専)  
    立方指標に付随するL関数の普遍性と値分布

7 月 4 日 (金)

9:30-10:20   松本耕二 (名大)  
    log L の値分布について(III)
10:50-11:40  江上繁樹 (富山大)  
    剰余類におけるノルムの分布について

14:00-14:50  白井朋之 (九大) 
    ランダム解析関数の零点と行列式点過程
15:20-16:10  中村隆 (名大) 
    Joint value approximation and joint universality for several types
    of zeta functions